エイミー・マリンズ 『逆境から生まれる機会』 – 心と体のヒーリングスペース ♪ スフィア セラピストプログ – 鎌倉のカウンセリングとヒプノセラピー 心の悩み 親子関係 人間関係 恋愛と夫婦関係(浮気と不倫 セックスレス)引寄せの法則 ノンデュアリティー

類義語辞典が示す“disabled” (不能にする)の類義語は「役に立たない」「足を切断された」などという言葉ですが、草分け的存在のエイミー・マリンズが、この言葉の新しい定義づけをします。

このような連想されがちな言葉をものともせず、マリンズは逆境がいかに人間の潜在能力の門戸を開くのか、脛骨が無い状態で生まれた彼女自身の事例を交えながら語ります。


エイミー・マリン
『この【逆境の克服】という表現は、違和感があって、いつも居心地悪く感じていました。
【逆境を乗り越える】という表現が意図するのは、「努力を必要とする体験の向こうに成功や幸せが現れる」という考えです。』

『その体験から傷を負うことも無く、変わることもなく、まるで義足での生活、または私の不能さとして見られているものに、存在するであろう落とし穴を回避する力から→人生における成功が生まれたような見方。 でも、「実際には挑戦するからこそ私達は変わるのです。」』

『逆境というのは生活してゆく上で、【回避しなくてはいけない障害】などではなく、生活の一部なのです。

私は辛苦に伴う圧迫感や負担を消そうとしているのではありません。
人生には逆境がつきもので、大変であり、相対的なものです。

大切なのは、逆境と出会うかどうかではなく、いかに逆境と出会うか?ということ。
ですから私たちは、大切な人を逆境からかばうのではなく、うまく遭遇できるよう準備してあげなくてはいけません。

自らの適応力が無いと子供が感じるのは、私達大人の行為が裏目に出ているのです。ですから、このような苦難を避けたり、隠したいものとして否定するのではなく逆境に埋まっているチャンスを見つけることです。』

『私が言いたいのは、逆境の克服というよりも、むしろ逆境に対して、自分自身の可能性を開き、その可能性を利用して、取っ組み合いをしながら、格闘し、時には一緒に踊るという考えです。

もしも逆境が生まれつきのもの、調和したもの、役立つものだとわかれば、その存在はそれほど気にならないでしょう。』

『人間は生き残れる一番強い種ではなく、一番賢い種でもない。
変化に対して一番適応できる種である。葛藤は、創造の起源である。

『人間が生き残りをかけ、繁栄する力は、葛藤から変容へと苦労しながら突き進む人間の精神によって動かされています。
変容と適応とは、人間の偉大なる手腕なのです。
私達の実体とは、試されるまでわからないのではないでしょうか?
逆境が私達に、自我や自己能力を教えてくれるのではないでしょうか?
逆境とは、『まだ私達が順応しきれていない変化に過ぎません。

逆境は、ただの辛い時ではなく、それ以上のものとして心に描けます。
変化(Change)として見てとれるでしょう

”私達が作り上げた最大の逆境とは、【正常という考え方】だと思います。
正常な人とは誰の事でしょう?  正常なんてありません。”』


セラピーをしていると、一人一人、実に様々な事情があり、
その現在の細かい事情や、何がしかの影響を与えていたはずの家庭環境も聞いてゆく。

人によって、悩み・問題がとっても軽微なものもあれば、もの凄く複雑で深刻そうなものもある。 

でも、実際にはそういった状況よりも、
本人の、【問題に対する受け止め方・考え方】の方が、その悩みが解消するかどうか?に対して、遥かに重要なのです。

具体的に言えば、その悩み・問題をただ嫌って、怖れて、『早く無くそう!』『どうすれば無くなるの?』とだけ考えて、
一向に悩み・問題から『気付こう』としない人。


そして、心でも、人間関係でも、夫婦関係でも、病気であっても、『悩む前の【正常】に戻さなくちゃ!』 としか考えず、頑固に必死に【正常】にしがみつく方。

まるで「正常・普通・問題が無い」が正しくって、そうでない状態を認めるのは、地に落ちた落伍者にでもなるかのように異常に恐れる人が多い。

でも、それでは問題から学ぶ・気付くという事が無いため、その問題はいつまでも存在し続ける。

☆一体何故ここまで『正常・普通・問題が無い』にしがみ付き、
『悩み・問題・不調・病気』がある状態を異常なほど怖れるのか?

それは親が『人生に起きる様々な問題に立ち向かい、それを越える事で人間的に成長・成熟してゆく。』という大人として生きる力を奪ってしまっていたのでしょう。

セラピーをしていると、セラピー本来の事よりも、そのような人として弱かった部分を育てなおしてゆく事の方が多い。


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