その依存症って・・・ 本当なの?
多くのセラピストやカウンセラーは、クライアント・患者の訴える【症状】がある程度分かると、それを癒そうとし始めます。
1セッションの時間が限られていますから、どうしてもそうしようとする事情は、理解できます。
また、心療内科や精神科の外来では、診察時間なんて短くて5分。 長くても20~30分という時間の中で、患者の訴える症状から【診断して、処方を考えるのが仕事。】と思っている・・・
確かに診療時間は限られているし、その事情も分かります。
けれど・・・
【ちょっとした症状】に''【病名というレッテル】''を貼ってしまうことで、わざわざ『治り難い病気』にしてしまったり、仕事の失敗や失恋のショックで落ち込んだりした小さな挫折を、『病気』としてしまっているケースも多いのでは無いでしょうか!?
私はセラピストとして、どんなケースであっても、事前の先入観や、安易な決めつけ、思い込みを排除した白紙の状態から聴いてゆく様に心掛けています。
そのように、素直に聴いてゆくと、『何が本当の原因なのか?』『何故そうなったのか?』 悩みや心の病気の裏に隠れている本当の原因が明らかになったり、問題解決に必要な事も一つずつ明確になっていったりするものです。
そして、中には鬱病や依存症、ACなどの心理的疾患が、医者の安易な診断や、それらの書籍やNetの情報によって、『あぁ、私は〇〇なんだ。』と、信じ込んまされ、まるで「想像妊娠」のように病気にさせられていたことが判明するケースも、かなり多いのです。
以下の例は、私がじっくり詳しく聴いていったら、配偶者の安易な決め付けから、『私は依存症。それも重症の。』と信じ込まされ、6年間もの間嘘に苦しめられていたYさんが、1日のカウンセリングで、その数週間後には通院も薬も一切要らなくなっていったケースです。 これと似た様な信じ込みによって、『私は鬱病。』『私はアダルトチルドレン。』『私は障害を持っている。』と、世間の情報や思い込みに騙されて悩んでいる方は、かなり多いのではないでしょうか?
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☆今、20代~30代の方々に多い心の癖として、
『人に言われた事を素直に受け取ってしまう。』という方が非常に多くいらっしゃいます。
一見とても素直だけれど、それは自分に自信が無いとも言えるし、従順だから他人の言葉に振り回されやすいとも言えるでしょう。
これは体験記の前に、その1日の経緯を記してゆきましょう。
2011年3月 電話が鳴って、「あの~ 今日、出張カウンセリングをお願いしたいんですけど。」という依頼が有りました。
「はい。今日は午後が空いてますので大丈夫ですよ。」
「住所は◯◯◯の、・・・で、15時頃に。」
「承知いたしました。ではその頃、駅に着いたらお電話いたします。」
「よろしくお願いします。」
という事で、出張カウンセリングとなりました。
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指定の駅に着いて連絡すると、
「そこからもう少し◯◯方面に行ったところの◯◯マンションなんですけど。 着いたらちょっと下で待っていていただけますか?」
と言われて、マンションの下で待っていると、
「ちょっと家では都合が悪くなって、駅の近くのドトールコーヒーで待っていていただけませんか?」と連絡があり、駅前のドトールに移動。
それから40分も待ったでしょうか?
やっと来た方は、若い女性ですが、ニットの帽子とマスクをしたその間から怯えた目だけを覗かしていました。
当初は「彼と二人で。」と言う事でしたけれど、直前になって「お前の問題だ! 俺は行かない!」と言い始めたそうで、奥様一人でのカウンセリングとなりました。
先入観を捨てて、詳細に聞いてゆく・・・
ドトールで、話を伺ってゆくと・・・
- 結婚から6年、彼の仕事を手伝って来たけど、ちょっとした事で失敗を繰り返してしまう。
- その失敗で夫婦仲が険悪になってゆき、ここ数年は責められ続ける毎日。
- 自分が失敗するのは、親の影響らしく、彼が『君はアダルトチルドレンで共依存症だ。それが無意識に失敗させてしまうからだ!』と責められて来た。
- ずっと心療内科にも通ってるし、内観療法や、他のセラピストの所にも行ったし、滝行もした。 あらゆる事を試したけれど、全く良くならない。(滝行?)
- 彼が、『今日中に何とかしないと、もうストレスで気が変になりそうだ~!』 という事で電話した。
・・・と言う。
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「なるほど。 大まかな状況は分かりました。 では、細かい部分を詳しく伺っていって、何がどうなってこんな事に成ったのか? 一つ一つ詳しく検証してゆきましょう。」 という事になって、二人が出会った頃から、結婚後の日々、6年間の中で何が起きていったのか? ず~っと詳しく聞いてゆきました。
でも、聴けば聴くほど何かが引っかかる。
「依存症」という所がどうもおかしい。 納得がゆかない。
そこで、「あの~、ちょっと待って下さい。 その、貴女が依存症だっていうのは、そもそも誰が言ったの? 医者?」
「え? それは、彼が色々な本を読んで調べて『あ、これは共依存症だ。』って分かっていって、」
「彼が・・・?」
「で、それから心療内科にも散々通ったし、ずっと薬も飲んでますし、他のセラピストの所にも何箇所も行ったんです。 けれど全然良くならないんです。」
(う~~ん。 これは、もしかしたら・・・)
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- 結婚後、彼の仕事を手伝いながら何とかやって来たけれど、小さなミスや失敗をしてしまって、少しづつ彼のイライラが増していった・・・。
- そんな状況に困って、彼は心理系の書籍を読み漁って、その中から一致するもの、思い当たる事を当てはめていって、「そうか。彼女はこの【共依存症】に違いない!」と確信していった。
- そして、「その原因は彼女の心の中の母親に対するものだ。 その潜在意識下の怒りが、無意識に俺の仕事を妨害するように働いているんだ!」 と、本に書いてある事から推測していった。
- そう思う様になった頃から、徐々に関係が悪化してゆき、彼は自分のストレスをコントロール出来なくなってゆき・・・
- 彼女がミスや失敗をする度に、「もうしません。」という始末書(誓約書?)を書かせたり、矯正、矯正、日々矯正の毎日へとエスカレーションしていった。と言う。
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そんな日々がもう6年間も。 今日、彼自身のストレスが限界に達していて、「今日中に何とかしてくれ~!」と言われ、たまたま見つけた私のHPに電話したと言う。
でも、そこからお二人それぞれの育った家庭環境、その影響などを徹底的に考慮していっても、どうも話がおかしい。
何よりも、目の前の奥様が「共依存」という点に違和感を感じる。
依存的な兆候や、そんな話し方・思考パターンがほとんど無い。
まあ、あえて違和感が有るとすれば、「ちょっと素直過ぎるかな?」と感じるぐらい。
聞けば聞くほど「共依存」という事に違和感を感じていったものの、ここで安易に決め付けてはいけないし、何よりもまず“今日、これから”を何とかしなくてはならない。
ここまで詳しく聞いていって、ドトールでのカウンセリングも、もう6時間。時刻は9時になろうとしていた。
「とりあえず、今から帰って、彼に『◯◯で、☓☓と思います。 だから、これから△△してゆきながら、□□してゆきます。』と話してみてはどうでしょう?」と提案し、
「それで駄目なら、私は近くで待ってますから、もう一度連絡を下さい。」
「わかりました。 とりあえずそうしてみます。」
と言って、一旦彼の元に帰っていきました。
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奥様が彼の元へ行ってから1時間。
携帯が鳴って、状況を聞くと、「やっぱりダメです。『そんなの聞き飽きた! 信じられない!』と言って手が付けられません。」と言う。
「う~ん・・・ そうですか・・・。」
「どうしましょう?」
何よりも、今日全部は解決出来なくても、この機会に、何とかこの状況を好転させる糸口を掴まなくては、このまま終ったら、お二人共に更に追い詰められたどうする事も出来ない迷路にはまってゆく。 そして奥様よりも、ご主人の状態が心配であり、このままにして最悪の事態になってしまう事だけは避けなければ。
「あの~、 確か、実家はそう遠くないんでしたね?」
「はい。ここから電車で40~50分ぐらい。」
「う~ん・・・ とりあえず今夜は、実家に避難されたらいかがでしょう? ただ、私は強制出来ませんので、自分の意志で決めて下さい。」
「・・・ ・・ ・ とりあえず、そうします!」
となって、その日、奥様は実家に向かった。
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次の日、メールで何度かやり取りする中、「明日、心療内科に行く。」と聞き、
「では、私の感じた事、伝えた事、今までの経緯を担当の医師に話して『私、本当に心の病気なんでしょうか?』と聞いてみてください。」と伝えました。
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夕方、連絡があって、聞くと、『彼への依存が見受けられなくなった。と言われ、心が軽くなりました。』との報告。
『あぁ~、やっぱりそうですか。』
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主治医が言う「彼への依存」は・・・
何年も前、彼が読んだ書籍に書いてあった症状や、気になった行動などを、『ほら! またそうゆう事する!』と、毎日指摘され続けてきた事で、本人もその行動を気にしてゆき、それが更に緊張させてゆき、「しないように。」と気にしてゆく緊張が、更にミスや失敗を引き起こし、同じ行動を繰り返させてゆき、そんな自分の行動に怯えていった。
・・・事で発生した事だったのでしょう。
あの6時間の中で、今までの経緯、彼女の考えや、感じた事、思った事、行動、どの思考にも何ら矛盾点や変な歪みが無い上に、彼女の話をじっくり聞いてゆけば、その時々の行動や感じ方一つ一つが、
「ふんふん。なるほど。 あぁ、そりゃそう感じるでしょうね。」
「あぁ、 だからそう思ったんだね~。」
「あぁ、それじゃ不安になって、そう行動するのも当然ですね~。」
と納得する事ばかり。
どこも変なところが無くて、本人の中に違和感も無い。
だから『ん? 何だかこれは変だぞ。』と違和感を感じていった・・・
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そう。 書店に並ぶ心理系の書籍。 ああいった情報の垂れ流しによって、ご主人が『ACだ!』と思い込んで、信じ込まされていった・・・
そして、『私はアダルトチルドレンで、共依存症で、それが彼を苦しめているんだ。』 と思い込む事で、でっち上げられた思い込みの依存症だったのです。
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ご本人の体験記 (あの日から数週間後)
『稲本さま。 こんばんは。「体験談」書いてみました。
昨日、一人で散歩・お花見をしたんですが、ゆっくり桜を見ながら、書き出してみました。
心地よい一日でした。(*^-^*)
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「3月25日、なぜ問い合わせをしたのか?」
前日・当日と連続で、彼が「お前とじゃ話にならないから、第三者を入れて話を!」と言われ、「出張カウンセリング」をお願いできるところを探しました。
とにかく、彼が「絶対に今日で終わらす!」と大きな声で言っていたので、怖いし、何か行動を起こさないと収まらない、何か行動を起こさなければ!という思いでした。
「それまでの6,7年間のいきさつ。」
3・4年前ぐらいから、私が「いやがらせ」をしてしまうそもそもの原因は、
「私はアダルトチルドレンで、長年積み重なった母への恨み、母の中の彼への恨み、嫉妬などが、彼へのいやがらせとして表れている」ということになっていきました。
「彼に共依存の関係を強いている」ということになっていき、一緒にやっていくには、治療をして治さなければ、となっていきました。
平行して、仕事のほうでも、私はミスを連発。私は自信がなくなりどんどんミスをしてしまうし、彼は私がミスをするのでは・・・と不安になるし・・・で、次第に仕事のペースが落ち、ついに去年、大きな仕事に取り組んでる時、私が失敗をして、彼を怒らせて、結果その大きな仕事を駄目にしてしまい、それ以降仕事をしなくなってしまいました。
仕事をしないと、借金も増えていき、それもストレスになっていきました。
4年前心筋梗塞を発症後(彼が)、毎日飲んでいる薬の副作用やストレスから、体調もどんどん悪くなっていき、体調不良から仕事の意欲も湧かない → 借金 → ストレス → 体調不良 ・・・・と悪循環に陥ってました。
私の方は、「いやがらせ」など、失敗 → 自信がなくなる → また失敗 → 「自分の病気を治療をしなくては!」 → 仕事にならなくなる → 借金 → 暗い表情になる = 「いやがらせ」 → 自信なくなる・・・・ の悪循環でした。
☆「悩んでいた事、辛かった事。」
「なぜやっちゃいけないとわかっているのに、いやがらせをしてしまうのだろう?」
「なぜ彼を思いやれないんだろう?」
「どうすれば共依存が治るんだろう?」
「どうすれば機能不全な状態から抜け出せるだろう? 抜け出したい!」
彼に対して・・・、「駄目な私をほっといて仕事始めてくれれば良いのに・・・。」
他人への悪口を聞くのもつらかったです。
「実家に向かう夜の決断。」
「親に近づくのは危険」と言われ続けていたので、心の中はすごい罪悪感でした。
親と話をすると、彼に怒られそうで、話できなかったです。
☆「次の日、26日、27日の事」(心療内科の先生の言ったこと、その他。)
◯◯クリニックへ。
主治医から「彼への依存が感じられなくなった」と言われ、心が軽くなりました。
◯◯先生は開口一番、DVをする人を指す表現である「バタラーだ!」と断言し、衝撃を受けました。
彼から留守電が入っていて「安否だけでも連絡ください」と、怒っていたのが弱気な感じになっていて、「電話しようかな、電話しないとまずいかな」と感じました。
27日の彼からのメールには、「ごめんなさい。反省している。」となっていて、心がグラつきました。
この日頂いた先生からのメールに「DVの典型」とあり、ショックを受けました。「DVだったの?」と・・・。
「彼がカウンセリングを受けた事。」
彼が、カウンセリングを受けた事については、希望が見えたように感じました。
その反面、彼が「自分が正しいんだーっ」って感情的にならないか、不安な気持ちもありました。
カウンセリングが終わり、かなり長い時間をかけたことからも、彼が努力を見せてると感じたし、メールでも反省と努力をアピールするので、「戻ったほうがいいのかなあ・・。」と感じたけど、仕事を一緒にやるとなると、また私が失敗して泥沼に・・・と心配になりました。
彼が「俺もクリニック行こうか?」と言い出したことは、明るい兆しを感じたけれど、このあたりは彼の「とにかく仕事をしなければ!」という焦っている思いが強く感じられて、「でも一緒にやるのは・・・」と不安でいっぱいでした。
この頃、今までの「彼に言われて、されて、悲しかったこと、苦しかったこと」を書き出して、「つらかったーっ」と改めて思って、「絶対あの頃の状態に戻りたくない!」と強く感じてきました。
「グループワークで初めて全部話して、みんなに共感してもらえた事。」(今、気付いた事)
今まで「いやがらせ」と思い込まされていたことについて「全然いやがらせじゃないよ」と言われたり、彼に言われた言葉の数々を「すさまじいね。十分にDVだね。」と言われ、「やっぱりそうなの?」と衝撃を受けつつも「そうだよね?」と感じました。
彼は私をコントロールしようとしていた、とも言われました。
人との境界線がわからないんじゃないか、とも。
全て、家の中で「私が、彼に対してやっていること」と思い込まされていたことで、今まで思いこんでたことは真逆だったんだ、と感じました。
「あの日以前と、変わった事。 心・今、思う事」
自分のことだけ考えている私がいます。
何をやるにしても、(モヤモヤ邪魔している感情がないから?)はかどる。
「~しなくては」「~しちゃダメ」と毎日思っていたのが、「まあいいか」と思える。
肌の調子が良くなり、「表情が明るくなった」と言われます。
あんなにつらかった毎日が、出来事があったなんて嘘みたいに感じます。
遠い昔のような・・・。 今があんまり穏やかな日々で。
「これからの未来に思う事。願うこと。」
彼と一緒でも一緒でなくても、誰より自分を大事にしていきたいです。
誰かのために、自分をないがしろにしたり、自分に嘘をついたり、もうしたくない。
かつての私は、わがままで自分大好きだったんですが、そんな私を好いてくれる人、親切にしてくれる人たちがいて、その人たちに優しくされると、笑顔で「ありがとう!」って言ってました。
まずはその時の自分を取り戻して、いろんな人から頂いた「幸せオーラ」をまとって、さらに周りにふりまきたいです。
長文になってしまって、稚拙でわかりにくい文章になってしまったかもしれません。 ごめんなさい。m( _ _ )m
気持ち的には、心の洗濯になった気がします。晴れ晴れとした気持ちです。(^-^)
素敵な宿題を、ありがとうございました。(*^o^*)』
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アメリカ(だったか?)に『壊れて無い車を修理するな!』ということわざがあります。
昔に比べて、心療内科の数も増え、書店には『心理・精神医学』だのといったコーナーもあります。
でも、そのお陰で情報過多になり、【病気とまでは言えないごく普通の悩み、自信の無さや欠点】に、安易に病名を付けてしまい、それによって自分で『私は〇〇なんだ。』『〇〇を治さなくちゃ!』『依存はいけないんだ。』 という思い込みに悩まされている方は、実はとても多いのではないでしょうか?
でも真実は、病名を付けるほどでも無い状態なのに、『治さなきゃ!』って思い込んでいるケースだったら・・・?
これじゃ、いくら頑張ったって『治る』なんて事、有る訳無い。
だって病気じゃ無いんですもの。
6年間、ずっと医者に掛かって、その心療内科のグループワークにも、6年間、毎週毎週参加して、その医者自身も、他のカウンセラーも、周囲の人達も、誰一人として彼女の共依存を疑わなかった。
何故? どうして気が付かない?
ご本人は、実家に帰ってから別の心療内科(麻布の有名なところ。)に行き、詳しい経緯を話した上で診断してもらったところ、
『共依存か?と言えば、そう診断出来るかも知れないけど、それほど問題にする状態じゃないですね~。』との診断結果。
そして次の週、もう一度診察に行くと言うので、『では、診察室に入ったら先生に話して、その場で私(稲本)に電話して、主治医と話をさせて。』と言っておいた。
そして当日。
主治医『いや、おっしゃる通りですね。この方は、問題にするほどの依存症なんかじゃ無いです。』
そして、今後の事を聞くと、『う~ん。私達はそこまでは診てあげられないので・・・ これからもお願いできますか?』
おいおい!(-_-;)
そして、後日、その医者の提案で、ご主人の方が診察を受けに行った。
結果は、
『あのご主人が強度の共依存ですね。 でも、言わないほうがいい。 今は言っても無駄でしょう。』 と言われて、真相判明。
その後、彼女は念のためにグループワークに数回参加したけど、どんどん元気になってゆき、
『何よりも、私は自分の人生を取り戻してやります!』と元気に語っていました。
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今の若い子に多い、「ちょっと素直すぎるかな?」という点は有るけれど、だからって何で6年間も、誰一人気が付かなかったのでしょう?
6年間も通った医者(麻布とは別の)は、患者が「私、共依存なんです。」と言ったら、患者に言われたままの診断をするのでしょうか?
最後に、ご主人の弁護をさせてもらうと、彼は芸術関係の仕事をしていて、とても才能と実力のある真面目な努力家です。
後日、ご主人とのカウンセリングの中でも、彼の側の我慢・苦しみ・努力・焦り・不安も、すでに心身の限界に来ていて、聞いていて身につまされるものでした。
ただ、
- 書店の『心・心療』などの棚に並んでいる書籍を読んで、書いてある内容から、「彼女はアダルトチルドレンだ! 親のせいだ!」と思い込んだ事。
- そして、必死に我慢していった事。 頑張りすぎていった事。
- 奥様も、言われるままに我慢し過ぎた事。
などが二人を追い詰められていったのではないかと悔やまれます。
近年、医者やカウンセラーが、『出版できる!』『名が売れる!』『ブランディングになる!』といった営業的な動機で心理関係のノウハウ本などを安易に出版してしまう傾向があります。 でも、それら溢れ返る情報によって 『私は◯病?』 と思い込んだり、『あ、私のこれは依存だ!』 『あ、これは私のインナーチャイルドの問題だから、自分で片付けなくちゃダメだ!』などと思わせてしまっているのは大変な問題だと思います。
体験記リンク 「子供の頃から我慢して、頑張って来て、鬱になった」 あるお医者様のケース
体験記リンク 音声インタビュー 『鬱が癒えてゆくプロセスで気付かされた、今を生きる幸せ。』
疑問・質問 ホットライン
カウンセリングやセラピーは、
- 『ちゃんと聴いてくれるのかな?』
- 『こんなこと話して変に思われないかな?』
- 『本当に親身に考えてくれるのかな?』
など、不安に思われる方も多いものです。
そんな疑問や質問に、電話でお答えしています。
ご希望の方は「今空いてますか?」 「少し話したいのですが。」
など、お気軽にお電話ください。
◉電話カウンセリングの方は初めの30分間・来談個人セッションの方は60分間、電話相談は無料です。
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